2014年3月5日水曜日

スクラッチ上達の心得 ⑥


【自分専用を作ってみるべし2】

第6回

音質とやる気について、僕の経験と思い出を元に書きます。

スクラッチ上達の心得 ⑥

現在はデジタルDJ時代なので、コスリネタも新品そのものの音質でこすり続ける事も可能だと思いますが、やはりアナログ独特の「サアア」と削れた音がちょうどいいなんて事はありませんか?


スーパーシール等の擦りネタを新しく買い替えると意外とギラギラした音で擦ってると、なんか少し恥ずかしい気持ちになったりしませんか?


僕は「サアア」の削れた音込みで初めてコスリネタなのだと思うのです。ちょうどいい音を超えて聞こえにくくなったり、最初のところだけ削れ過ぎたり、スクラッチ用レコードには旬の時期があるのです。


音だけでなく、真ん中のラベルのところも指が当たるところの色が薄くなったり、ボロボロ剥がれてきたり、マーキングのシールも長く使ってると味が出てきたりします。


まさに愛着のある大切な1枚になるのです。


僕は、自分専用の生徒さんには絶対に使わせない大切なスーパーシールを持っています。


スーパーシールで主に使うのはAHHHとFRESHだと思うのですが、FRESHがAHHHに比べて少し大きい音なので、同じ音量になるまで全ての溝を均等に削るために数ヶ月を要して作った大切な一枚なのです。


AHHHでも、始まりのところと終わりのところが同じクウォリティーでサアアって削れてます。このレコードは「ここぞ」という時だけ使います。まさに自分専用に育成した「旬」な時期の擦りネタなのです。


マーキングのシールも緑色って決めたりもしてました。大会用にはこだわりのシール貼ったりして他のレコードと区別したりもしてます。


要するに、1つのレコードに愛着を持ってよい気分で練習すると上達に役立つのではないかと思うのです。


是非みなさんも、自分専用スクラッチレコードを毎日こつこつ削りながら愛情を込めて作ってみませんか?

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