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2014年5月12日月曜日

羊飼い?アマトリチャーナ。


どうも。



【30代からの男の料理挑戦】


先日、ちょっと背伸びしてペコリーノロマーノチーズを買いました。羊の乳のチーズです。ちょっとくせがあってしょっぱい感じです。


ということで、アマトリチャーナに挑戦です。アマトリチャーナはアマトリーチェ村という所にいる羊飼いが保存食用に作っていたペコリーノロマーノチーズを使ってたみたいです。アマトリーチェ村スタイルで玉葱は入れないことにしてみました。


用意したのはこちら。

初ペコリーノチーズ

パスタ→100くらい
オリーブオイル→10g
ベーコン→適当
唐辛子→適当
ニンニク→1片
トマトソース→50g
チーズ→適当



まずはオリーブオイルにニンニクの風味を出しました。

もう慣れました


色が変わったらフライパンの上に移動して、下でベーコンを焼きます。

焼くのに向かないフライパンみたいですが

ちょっと焦げ付いてるのか?

取り出しちゃいます


秘密の粉と白ワインを少々入れたあと、トマトソース(自分で作ったやつ)を入れて、ちょっと加熱しました。

茹で汁も入れなきゃね


途中でちょっとペコリーノ。



茹で上がったパスタをフライパンに入れてささっと混ぜてるときにも、ちょっとペコリーノ。

お皿に盛っても


師匠の影響で厚切りベーコンをドンと乗せ、それからまたちょっとペコリーノ。

宮島庵状態


インターネットで色々調べていたら「羊飼い」の気分になる的なことが載っていたのですが、そういう気持ちで食べてたらそういう気分になってきました。独特なペコリーノがそう思わせたのでしょうか。



車の音なんか聞こえない静かな草原で一休みしたいな→羊の代わりに近所の多摩川に猫でも見に行こうかな→あ、動物園に行けば羊いるんじゃかな→羊飼いってどうやったらなれるのかな、などと味わいだけでなく想像力も広がるいい料理になりました。

2014年3月24日月曜日

女子力アップ?牡蠣のアヒージョ。


どうも。



【30代からの男の料理挑戦】


最近はインターネットで料理関係のページを見てはうっとりする、そんな毎日を送っています(良い妻になれそうです)。そして、ひょんなことから発見した料理「アヒージョ」。初めて聞くそのへんてこりんな名前、実に魅力的です。



いつも行くスーパーマーケットで牡蠣が半額になっていたので、とりあえず買っちゃいました。ということで、よく分からない状態から強引に挑戦しました。



用意したのは主にこちら。

「袋いりません」の一言で割り引かれて、合計360円

生牡蠣→1パック
マッシュルーム→1個
バゲット→1本
にんにく→1片
オリーブ油→70cc
唐辛子→1本
塩・胡椒→適当
パセリ→適当



まず、使うものを切ったりします。



バゲットは斜めに切ってみました。

フランスパン

意味なく積んだら充実感があります


にんにくはペペロンチーノと同じやり方でいきます。

スライス


マッシュルームはなんとなく切りました。

きのこ


いよいよメインの牡蠣です。最近半額の黄色いシールを見ると、意味もなく胸が高鳴ります。

この黄色がたまらない

初対面


下ごしらえとして、塩と片栗粉でやさしく揉み、水を加えてやさしく混ぜます(ユーチューブを参考にしました)。さらに塩水ですすいで、キッチンペーパーで水気をとります。こういう作業が美味しさに大きく影響するんだろうと推測してます。牡蠣は水で洗うと水を吸って美味しくなくなるようです。

柔らかい

塩水ですすぐ

ポヨン


準備は整った。

役者は揃った


いよいよ調理です。ここからはだいたいペペロンチーノと同じなんじゃないかと思って、そんな感じでやってみました。同時にバゲットをカリカリ目指して焼きます。

ゴー

エクストラバージンオイル

いい感じ

にんにくチップ

唐辛子投入


焼けてきた焼けてきた。パスタに比べると、ちょっと余裕があります。しかしうまくカリカリに焼くのが難しい気がしてます。

美味しそう

マッシュルーム投入

メイン登場

塩こしょうで味を整える的な

すごいいい匂い

完成


この状態が完成になるのかな。

この状態が完成か

宮島庵状態


牡蠣が何とも言えない味を出していて、これは実に美味です。結局、オリーブオイルにニンニクの風味と唐辛子の辛さをうまく移せるか、というのが鍵なんでしょうか。少なくとも、普通に家で食べる食べ物の味ではなく(僕の人生では)だいぶ背伸びした味わいでした。はっきり言って、僕自身が背伸びしはじめているんです。



先日、誕生日を迎えた僕ですが、OLさんがよくやりそうな「自分自身へのプレゼント」として、アルミフライパンを買ってしまいました。料理を通じて自分が変化してるのを感じています。そのうち「女子力アップ」とか言い出しそうな、とても変な状態で暮らしてます。

2014年3月10日月曜日

乳化せよ!ペペロンチーノ。


どうも。



【30代からの男の料理挑戦】


先日、立川の生フィットチーネのこだわりの名店アルジェントルーナの元オーナシェフ、中町さとし氏(心の師匠)から絶妙に調合してある秘密の粉をもらいました。嬉しくて飛び跳ねました。それから1週間、ひたすらペペロンチーノを作り続けたのです。「いつか師匠に試食してもらおう」これが原動力でした。



何事も「基本が大事」だというのは、スクラッチを通して自分がよーく分かっています。そして、基本というのはとても奥深くて、やってもやっても極まらないというのもよーく分かっています(つもり)。



シンプルなんだけど奥深い。ついに、これだ!という料理に出会った感があります。それがペペロンチーノであります。



用意したのはこれだけ。

シンプル

パスタ→100くらい
オリーブ油(エキストラバージン)→36cc
白ワイン→30cc
茹で汁→60cc
にんにく→1片
赤唐辛子→1本
粉→5g
糸唐辛子→適当
パセリ→適当



まず、使うものを切ってみます。

まず半分に切って

教わった切り方

輪切り

ザクザクみじん切り


お湯を沸かしつつ、火を点ける前にオリーブオイルの中ににんにくを浸しておきました。

同時進行も慣れてきてます


お湯が沸いてパスタを投入!同時にオリーブオイルの方も点火。

ザバン

じわじわ


にんにくがいい具合になるのを見極めるのが難しく、これが練習のテーマです。焦げたら台無しだし、ビビって早くやっちゃうと意味ないし。ザ、料理。

教わった、憧れのスタイルです


さて、唐辛子を入れてワインを投入。いざ!乳化せよ!作戦の開始です。頭の中ではなぜか戦場にいて、司令官から「乳化せよ!」と激しく命令されてる映像が浮かんじゃいます。練習し過ぎて、だいたいこの作業=戦場が定着してしまいました。

まぜる

この臨場感


いったん休みがあって、茹で時間が残り1分半になったところで茹で汁投入!と同時にまた戦場へ。「乳化せよ!」です。フライパンを回しまくるんですが、レコードを動かすのもフライパンを動かすのも「気持ち」は同じです。「いい音鳴れ」=「乳化せよ」です。

これが

こうなります


このあと、パスタ投入。秘伝の粉を入れて混ぜ、お皿にゴーです。パセリとにんにく、糸唐辛子を乗せて出来上がりです。

よし

宮島庵状態


以上が僕の研究の成果なわけです。暇さえあれば生徒さんに食べてもらって、褒めてもらって自信をつけながら(気を使う部分も当然あるでしょう)練習してたんですが、この日もやや強引に食べてもらっていたんです。そして、師匠に連絡し、1週間の集大成としてこのパスタを師匠に試食してもらったのです。



結果は美味しいと言ってもらえました。ホッと胸を撫で下ろすと同時にマイク握ってラップでもしたい(やったことないですけど)気分になりました。そして師匠に作ってもらうことが出来たんですが、もちろん僕の家の台所だし、パスタの麺もにんにくも同じなのにもかかわらず……



全然違う!!美味!!お店の味!!



そりゃ当然そうなんですけど、驚いたのは「ペペロンチーノってシンプルな具材なのに、こんなにも味が違うのか」ということです。ペペロンチーノ、恐るべしです。作り方も、予想していたのとは全く違い、見た目は似ていても味も作り方も全く違うんだなあと、メモをとりながらしみじみしました。



そして、すごいものをもらってしまいました。アルジェントルーナで8年間使われていたペペロンチーノ専用フライパンです。サッカー少年がメッシからスパイクをもらうのと同じ感覚です。

美しい

すごいです

ペペロンチーノ専用なので使う所だけきれい


さっそく教わったやり方でやってみました。

いい音が出ます


フライパンが違うと気持ちも変わってきます。プライパンを振りまくって「乳化せよ!」なんてハードな妄想も全くしなくなりました。穏やかです。

うお

パワーアップ


今までは熱々の状態で出来上がらせてしまっていたのですが、パスタはラーメンじゃないので、ちょうどいい熱さでお客さんに食べてもらうというのが重要みたいなのです。師匠から貴重なお話をたくさん聞けて奥深さも知ってしまったので、ますますペペロンチーノにハマりそうです。



中町さとし氏は元々スケーターで、そういう関連で知り合ったのですが「たまには美味しく食事をしよう」とやや背伸びした気分の時にお店にパスタを食べに行ってたんです(その頃は自分がパスタを作るなんて考えもしませんでした)。それ以外では、共通の趣味である手品で技を見せ合ったりとかしてる間柄だったのですが、これからは師匠と弟子の間柄になりそうです。と、勝手に想像してます。



きっかけなんですが、ちょっと前、なんと、中町氏が選挙に立候補してるというチラシが宮島塾のポストに入っててびっくり!目を疑ったという出来事があったんです。演説カーで何度かすれ違いました。最近はどういうことをしてるんだろうと気になって連絡してみたら、結局僕がペペロンチーノに夢中になってしまったという訳です。次は市議会選に出るみたいです。僕からしたら、立川スケーターの人→美味しいパスタ屋さんの店主→手品友達→師匠→町の頼れる政治家?(保育園お願いします的な)と変化しています。これからどうなっていくのか非常に楽しみです。



登山とか、色々やってておもしろいです。中町氏のブログです。
http://ameblo.jp/charbo/theme-10018769531.html



ペペロンチーノを通して色々な話が出来て本当に良かったです。こういう魅力的な人物と会うと「自分も頑張りたいな」と思えます。自分の得意な分野(スクラッチ)をもっともっと上達させておいて、何かの時に役に立つように精進する決意を固めました。

ペペロンチーノよ、色々ありがとう


宮島塾10周年、立川市に「乳化せよ!」であります。