2014年3月10日月曜日

乳化せよ!ペペロンチーノ。


どうも。



【30代からの男の料理挑戦】


先日、立川の生フィットチーネのこだわりの名店アルジェントルーナの元オーナシェフ、中町さとし氏(心の師匠)から絶妙に調合してある秘密の粉をもらいました。嬉しくて飛び跳ねました。それから1週間、ひたすらペペロンチーノを作り続けたのです。「いつか師匠に試食してもらおう」これが原動力でした。



何事も「基本が大事」だというのは、スクラッチを通して自分がよーく分かっています。そして、基本というのはとても奥深くて、やってもやっても極まらないというのもよーく分かっています(つもり)。



シンプルなんだけど奥深い。ついに、これだ!という料理に出会った感があります。それがペペロンチーノであります。



用意したのはこれだけ。

シンプル

パスタ→100くらい
オリーブ油(エキストラバージン)→36cc
白ワイン→30cc
茹で汁→60cc
にんにく→1片
赤唐辛子→1本
粉→5g
糸唐辛子→適当
パセリ→適当



まず、使うものを切ってみます。

まず半分に切って

教わった切り方

輪切り

ザクザクみじん切り


お湯を沸かしつつ、火を点ける前にオリーブオイルの中ににんにくを浸しておきました。

同時進行も慣れてきてます


お湯が沸いてパスタを投入!同時にオリーブオイルの方も点火。

ザバン

じわじわ


にんにくがいい具合になるのを見極めるのが難しく、これが練習のテーマです。焦げたら台無しだし、ビビって早くやっちゃうと意味ないし。ザ、料理。

教わった、憧れのスタイルです


さて、唐辛子を入れてワインを投入。いざ!乳化せよ!作戦の開始です。頭の中ではなぜか戦場にいて、司令官から「乳化せよ!」と激しく命令されてる映像が浮かんじゃいます。練習し過ぎて、だいたいこの作業=戦場が定着してしまいました。

まぜる

この臨場感


いったん休みがあって、茹で時間が残り1分半になったところで茹で汁投入!と同時にまた戦場へ。「乳化せよ!」です。フライパンを回しまくるんですが、レコードを動かすのもフライパンを動かすのも「気持ち」は同じです。「いい音鳴れ」=「乳化せよ」です。

これが

こうなります


このあと、パスタ投入。秘伝の粉を入れて混ぜ、お皿にゴーです。パセリとにんにく、糸唐辛子を乗せて出来上がりです。

よし

宮島庵状態


以上が僕の研究の成果なわけです。暇さえあれば生徒さんに食べてもらって、褒めてもらって自信をつけながら(気を使う部分も当然あるでしょう)練習してたんですが、この日もやや強引に食べてもらっていたんです。そして、師匠に連絡し、1週間の集大成としてこのパスタを師匠に試食してもらったのです。



結果は美味しいと言ってもらえました。ホッと胸を撫で下ろすと同時にマイク握ってラップでもしたい(やったことないですけど)気分になりました。そして師匠に作ってもらうことが出来たんですが、もちろん僕の家の台所だし、パスタの麺もにんにくも同じなのにもかかわらず……



全然違う!!美味!!お店の味!!



そりゃ当然そうなんですけど、驚いたのは「ペペロンチーノってシンプルな具材なのに、こんなにも味が違うのか」ということです。ペペロンチーノ、恐るべしです。作り方も、予想していたのとは全く違い、見た目は似ていても味も作り方も全く違うんだなあと、メモをとりながらしみじみしました。



そして、すごいものをもらってしまいました。アルジェントルーナで8年間使われていたペペロンチーノ専用フライパンです。サッカー少年がメッシからスパイクをもらうのと同じ感覚です。

美しい

すごいです

ペペロンチーノ専用なので使う所だけきれい


さっそく教わったやり方でやってみました。

いい音が出ます


フライパンが違うと気持ちも変わってきます。プライパンを振りまくって「乳化せよ!」なんてハードな妄想も全くしなくなりました。穏やかです。

うお

パワーアップ


今までは熱々の状態で出来上がらせてしまっていたのですが、パスタはラーメンじゃないので、ちょうどいい熱さでお客さんに食べてもらうというのが重要みたいなのです。師匠から貴重なお話をたくさん聞けて奥深さも知ってしまったので、ますますペペロンチーノにハマりそうです。



中町さとし氏は元々スケーターで、そういう関連で知り合ったのですが「たまには美味しく食事をしよう」とやや背伸びした気分の時にお店にパスタを食べに行ってたんです(その頃は自分がパスタを作るなんて考えもしませんでした)。それ以外では、共通の趣味である手品で技を見せ合ったりとかしてる間柄だったのですが、これからは師匠と弟子の間柄になりそうです。と、勝手に想像してます。



きっかけなんですが、ちょっと前、なんと、中町氏が選挙に立候補してるというチラシが宮島塾のポストに入っててびっくり!目を疑ったという出来事があったんです。演説カーで何度かすれ違いました。最近はどういうことをしてるんだろうと気になって連絡してみたら、結局僕がペペロンチーノに夢中になってしまったという訳です。次は市議会選に出るみたいです。僕からしたら、立川スケーターの人→美味しいパスタ屋さんの店主→手品友達→師匠→町の頼れる政治家?(保育園お願いします的な)と変化しています。これからどうなっていくのか非常に楽しみです。



登山とか、色々やってておもしろいです。中町氏のブログです。
http://ameblo.jp/charbo/theme-10018769531.html



ペペロンチーノを通して色々な話が出来て本当に良かったです。こういう魅力的な人物と会うと「自分も頑張りたいな」と思えます。自分の得意な分野(スクラッチ)をもっともっと上達させておいて、何かの時に役に立つように精進する決意を固めました。

ペペロンチーノよ、色々ありがとう


宮島塾10周年、立川市に「乳化せよ!」であります。

2014年3月7日金曜日

自作!調味料置き。


どうも。



調味料、それは料理には欠かせない大切な大切なアイテムです。ということが料理をし始めて感じたことです。


というわけで、100円ショップのアイテムで作ってみちゃいました。合計300円です。


長方形の板→100円
正方形の板→100円
コルク→100円

切るぞ

切るぞ

3枚におろした


調味料置きを作ってるので、切りくずもなんらかの調味料に見えてきちゃってます。

香ばしくて美味しそう


正方形のやつも使います。目指せ3階建て。

いけるのか


木工ボンドが固まっててふたが開かなかったので、ゴム用のを使ってみるか。

サンダルを補修するのに使ってるやつです

蜂蜜みたいでいい色です

うむ?


よし!と思いきや、やっぱりグラグラです。残念。やはり木工ボンドをなんとかして使うしかないです。開けてみたら中まで見事に固まってました。

ちょっと芸術っぽいです

もう直接いっちゃいます


不安定なので3階建てをあきらめて、2階建てにします。直角の3角形を4つ切って、強度アップを狙います。

なんかかわいい

きっとこれで大丈夫なはず

多めのボンドで

よし

完成イメージ図


あとは、おしゃれにコルクを貼っちゃいます。この手間が高級感アップに繋がるのです!

100円

サイズを合わせて切ります

おおお

直接指で塗りました

高級感アップ

どうだどうだ


手作りにしてはいいんじゃないですか?満足であります。早く調味料を並べたい衝動に駆られます。塩、砂糖、あれ、これ、妄想は広がります。

完成です

置き具合もよし

収納っぷりもよし


早くも小瓶をたくさん買って、色々な香辛料を並べたいです。いや、色々な香辛料を使いこなせるようにならなければ始まらないか。手作りっていうのは買うより安いし、おまけにいきなり愛着が最高潮に達します。そのうちガラス工房に行って小瓶を作っちゃいたくなりそうで、こんな自分にビビってます。

2014年3月5日水曜日

スクラッチ上達の心得 ⑥


【自分専用を作ってみるべし2】

第6回

音質とやる気について、僕の経験と思い出を元に書きます。

スクラッチ上達の心得 ⑥

現在はデジタルDJ時代なので、コスリネタも新品そのものの音質でこすり続ける事も可能だと思いますが、やはりアナログ独特の「サアア」と削れた音がちょうどいいなんて事はありませんか?


スーパーシール等の擦りネタを新しく買い替えると意外とギラギラした音で擦ってると、なんか少し恥ずかしい気持ちになったりしませんか?


僕は「サアア」の削れた音込みで初めてコスリネタなのだと思うのです。ちょうどいい音を超えて聞こえにくくなったり、最初のところだけ削れ過ぎたり、スクラッチ用レコードには旬の時期があるのです。


音だけでなく、真ん中のラベルのところも指が当たるところの色が薄くなったり、ボロボロ剥がれてきたり、マーキングのシールも長く使ってると味が出てきたりします。


まさに愛着のある大切な1枚になるのです。


僕は、自分専用の生徒さんには絶対に使わせない大切なスーパーシールを持っています。


スーパーシールで主に使うのはAHHHとFRESHだと思うのですが、FRESHがAHHHに比べて少し大きい音なので、同じ音量になるまで全ての溝を均等に削るために数ヶ月を要して作った大切な一枚なのです。


AHHHでも、始まりのところと終わりのところが同じクウォリティーでサアアって削れてます。このレコードは「ここぞ」という時だけ使います。まさに自分専用に育成した「旬」な時期の擦りネタなのです。


マーキングのシールも緑色って決めたりもしてました。大会用にはこだわりのシール貼ったりして他のレコードと区別したりもしてます。


要するに、1つのレコードに愛着を持ってよい気分で練習すると上達に役立つのではないかと思うのです。


是非みなさんも、自分専用スクラッチレコードを毎日こつこつ削りながら愛情を込めて作ってみませんか?

2014年3月3日月曜日

立川散歩 ① 普済寺へ。


どうも。




たぶん「立川市はとても良い所だ」という思いから、周辺をうろうろしています。


第1回は普済寺です。


場所は、立川駅南口をモノレール沿いに進み「柴崎体育館駅」を過ぎた辺りにある根川緑道を右折、川沿いに行かずに住宅街を直進。坂を上って(この辺りで本当に大丈夫か?と心配になります)さらに直進。突き当たりにあります。

20分くらいはかかります


元々は鎌倉時代に栄えた立川氏の館だったようです。南北朝時代に敷地内に寺を建立し、立川氏滅亡後に現在の普済寺になったようです。南北朝時代といえば後醍醐天皇がフィーバーしていた頃、想像するだけですごいワクワクします。

館っていいよね


入り口はこんな感じです。

住宅街にいきなりあります


これがメインか


中に入ると、意外と広いです。

同感です

古い感じではないです


江戸時代に庶民階級のための寺子屋教育が行われていた心源庵という建物があります。「ここで江戸時代の庶民が……」などと考えると、非常にロマン溢れる建物であります。

中が気になる

立川教育文化発祥の地


そして、普済寺には立川市で唯一(だったと思う)の国宝があるんです。その名も「六面石幢」です。矢印があるので、それに従っていくとあります。

古いものだなあ

何の為のものなんだろう

さすが国宝という重みを感じます

ひっそりどっしり


1361年に……と書いてあるので、鎌倉時代です。京都の都は華やかだったんだろうけど、幼い頃の頼朝が伊豆に流されたっていうくらいだから、その頃の立川はどんな状況だったんだろうな、などと想像は膨らみます。


六面石幢はすごい端にあるので、日野方向の眺めがとてもいいんです。残堀川と多摩川を見下ろす高い位置にあります。立川氏はこの立地で防御を高めたんだろうと思います。敵よ、来るなら来てみろって感じなんでしょう。

眺め良し

残堀川にはカワセミも生息してます

中央線が走ってます

お、電車だ!ってなります

走る学生


昼間は誰も居ないので(普段たくさん人が居るような場所ではないと思う)すごいのびのび過ごせます。とても静かです。喫煙スペースで休みつつジュースをくいっと飲んでみました。

乳酸菌ソーダ


ゆったりした時間を過ごしたいなら、普済寺は本当にいい場所です。歴史を感じることも出来るので、立川に来たら是非行ってみてもらいたい場所です。