どうも。
カットラグ、それはスクラッチする人にとって最も嫌なものであります。カットラグが大きいミキサーは弦が1本切れている状態のギター、皮が破れてるボンゴ、ペットボトルの蓋が無くなった炭酸飲料と同じくらい残念なものです。
最近のDJミキサーはカットラグを調整する機能が付いているものが主流で、今回の工作で作るものは古いミキサー(ベスタクスだけかも)で使えるアイテムです。
用意するものはこれです。
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| これだけ |
ミキサー、金属を切るノコギリ、ホームセンターで売ってるやつ。
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| こういうやつです |
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| のこぎりです |
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| 金具専用です |
まずはミキサーのカバーを取ります。カバーが付いてない状態も、それはそれでかっこいい気がします。
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| これを |
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| こう |
この工作は生徒さんの発案で、生徒さん作の出来上がりのミキサーが今教室にあるので、完成の目標はあります。
これを
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| 通常の状態 |
こうしたいのです。
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| 装備! |
力持ちの生徒さんが切ります。非常に小さいものを切るので、滑る滑る。
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| 大変そうです |
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| 苦戦 |
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| 足で押さえたり |
古い06proにねじで固定する作戦を実行しました。
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| 安定しました |
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| 切る切る |
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| 結構時間はかかっちゃいました |
切れました。
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| 出来ました |
どうやって装着するかというならば、ねじを外して挟んで締める、ということだけです。
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| ここに |
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| 挟みます |
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| OK |
電源を繋いで、カットラグがどうなったか調査します。
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| 場所的にすごい感じです |
カットラグどころか、音が切れない……。もう一個切るか、ヤスリで削るかだ。
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| 06に固定して |
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| 切る |
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| 削る |
削ったのと、少し短く切ったのの2つ出来ました。
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| よしよし |
さっそく繋いで調査しました。
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| 絶妙 |
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| とりあえず片方だけでいいとしました |
結果的にはヤスリで削ったのがぴったりでした。壁からほんの0.1mmでも離れたら音が出るという、完璧かつ最高のフェーダーになりました。
嬉しいので、スプレーでフェーダーの滑りを良くして、完成です。
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| ケイグのつもり |
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| 完成 |
左端に銀色の金具が見えるでしょうか。要するに、フェーダーが金具の部分までしか行けなくさせている、ということです。
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| ちょっと光ってます |
一番左に押してもここまでしか行きません。
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| 2〜3mmって感じかな |
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| 左のはがれかけのシールも気になる |
気のせいか手まで良い動きになってるようです。
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| キンキンって感じの音です |
ベスタクス(VESTAX)フォーエバーという気持ちです。
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| Vestax |
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| かっこいい |
テンションが上がったので、昔の05proを出してきて、新旧05proを並べて、眺めて、褒めながら、三岳で祝杯しました。
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| 色も違うのか |
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| 達成感あり |
カットラグがあると、自分が「ここだ!」と思ったところでピッと音が鳴らないだけでなく、レコードの動きとのバランスも崩れてしまいそうになるので、初心者の方は得に注意が必要です。古いベスタクスのミキサーを使っている方は是非作った方が良いと思います。16〜17年前くらいまで使われていた(と思う)アルプスフェーダーは、フワッとした音になってしまいますが、カットラグでバランスが崩れるようなことは無かったように思います。
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| 旧05PRO |
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| 新05ProⅢ |
手作りのアイテムを装備することによって、自分のミキサーに愛着を感じ、自分の相棒だという意識が生まれれば、練習の効率も上がって上達しやすくなると思います。
ベスタクス、フォーエバー。
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